三峰結華/共通コミュW.I.N.G.編
2019年9月7日 (土) 22:44時点におけるSwitchback (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「= 雨の中で光る原石 = <table class="wikitable"> {{ComTd1|name=P|scripts=(283プロダクションに入社して数か月……<br>いよいよ俺が、アイド…」)
目次
雨の中で光る原石
P | (283プロダクションに入社して数か月…… いよいよ俺が、アイドルをプロデュースする時が来た) |
P | (ずっと憧れていた仕事をようやく任されたんだ、 これから精一杯頑張るぞ!) |
P | おはようございます! って、天井社長……? |
社長 | おはよう、お前を待っていたぞ |
P | (この283プロダクションを束ねる 天井社長……あいかわらずダンディな雰囲気だ) |
社長 | お前には今日から、アイドルを プロデュースしてもらうと伝えていたが…… |
社長 | 素晴らしい結果を期待させてもらう 私は甘くないぞ |
P | は、はい! よろしくお願いします! |
社長 | よろしい。では、仕事の説明ははづきに任せて…… |
P | ? はづきさんはどこにも……あっ!? |
P | (そ、ソファの裏で誰かが倒れてる!?) |
はづき | ……ふわぁ〜? なんですか〜急に大きな声出して〜…… |
社長 | は、はづき……なぜ床で寝ているんだ |
はづき | すみません、ソファへ着く前に 眠気に負けてしまいまして〜…… |
社長 | せっかくまじめな雰囲気を出したというのに…… |
社長 | ……ともかく! 彼に仕事の説明をしてくれ |
はづき | はい、もちろんです プロデューサーさん、どうぞ〜 |
P | ありがとうございます ……あいかわらず、わかりやすくまとまってますね、資料 |
P | (はづきさん、こういうところは頼れるんだよな……) |
はづき | ありがとうございます それじゃあ、さっそくお仕事の説明に入りますね〜 |
はづき | まず、今回のプロデュースの目標についてですが…… |
はづき | ワンダーアイドルノヴァ・グランプリ…… 通称『W.I.N.G.』への出場を目指してください |
P | 『W.I.N.G.』……ですか |
はづき | はい 新人アイドルの祭典とも言われる、すごいライブなんです |
はづき | 祭典と言われるだけあって、この『W.I.N.G.』は 出場資格を手に入れるまでが厳しいんです…… |
はづき | エントリーしたアイドルは開催前まで、 全4回のシーズンごとに審査を受けます |
はづき | その時、一定のランクに達していないと、 出場資格を失ってしまうんです |
はづき | ですので、精一杯頑張っていきましょ〜! 私もたくさんサポートさせていただきますね〜 |
社長 | ……少しアドバイスをしておくが、 お前は283プロダクションのプロデューサーだ |
社長 | 担当アイドルと他のアイドルたちを 交流させることも重要になってくる |
社長 | 互いに影響しあうことで目指せる高みもあるだろう |
社長 | まあ、まずは思うようにやってみるといい 結果がついてくるかは、お前とアイドルの頑張り次第だ |
はづき | では、そろそろお仕事に移ってもらいましょうか 今回プロデュースするアイドルは…… |
はづき | プロデューサーさん自身の手でスカウトしてきてください 素敵な子、見つけてくださいね? |
P | わかりました! じゃあ行ってきます! |
P | (と、勢いよく出てきたまでは良かったけど、 なかなかピンとくる子がいないな……) |
P | (雨も降ってきたし…… どこか、雨宿りできるところは……) |
P | (よし、ここなら濡れないか…… ずいぶん大降りになってきたな) |
??? | ひゃーっ、雨とか聞いてないってー! |
??? | グッズ濡れてないよね? 大丈夫だよね? えっと…… |
P | (あの子も雨宿りか……) |
P | (……ん? おおっ、すごいなあのカバン 人気アイドルのライブ限定品がぎっしり……) |
??? | こっちは平気だし、これも……! ……ん、全部おっけー! 良かったぁ |
??? | あ、すみません騒がしくしちゃって! うるさかったですよね? |
P | え? ああ、いえ。大丈夫ですよ |
??? | それなら良かったです |
??? | ……これ私の方が濡れちゃってるな……ハンカチは—— |
P | ……あ。缶バッジ、落としましたよ? |
??? | えっ? あ、ほんとだ! すみませんっ、ありがとうございます! |
??? | 良かったぁ……! これ限定のヤツなんです、助かりました! |
P | (——……いい笑顔だなぁ……) |
P | (……それに、缶バッジでこんなに喜ぶところといい、 あれだけのグッズといい、本当にアイドルが好きなんだ……) |
P | (……この子なら、きっと……!) |
P | あの……すみません 急にこんなこと言われて戸惑うかもしれないんですが…… |
P | アイドルに、興味はありませんか? |
??? | ……はい? アイドル? |
P | そうです あなたに、アイドルになってもらいたいと思いました |
??? | ……え、えーと……いきなり何事っていうか…… |
??? | ……あっ、お兄さんも実はドルオタなんですか? 話せそうな人見つけちゃって嬉しいなー、みたいな! |
??? | それとも遠回しなナンパです? 俺だけのアイドルになってくれ、的な |
P | そうではなくて……自分は、こういう者です |
??? | 283、プロダクション……? |
P | あなたなら、素晴らしいアイドルになれると思ったんです どうでしょうか? |
??? | ……あ、あははー…… その冗談、今日イチ面白いです。本当は芸人の方だったり? |
P | いえ、本気です 本気で……あなたに、アイドルになってもらいたいんです |
??? | ……私が、アイドル…… |
??? | いや、興味はめっちゃありますけど…… ……え? ほんとに? |
P | 本当です 一緒にアイドル、目指してもらえませんか |
??? | ……そ、そこまで言ってもらえるなら…… |
結華 | ……三峰、結華です。これから、よろしくお願いします |
初めてはソツなく?
P | 最終確認をしよう 今日の出番は、ラジオの中のコーナーで | ||||
結華 | アンティーカの宣伝、バッチリ決めてくるんでしょ? 任せて任せて | ||||
結華 | ……それにしてもさぁ、こんな風にラジオに出れちゃうとか なんかほんとにアイドルみたいだよねー | ||||
P | 今さら何を言ってるんだ みたい、じゃなくてアイドルだろう | ||||
結華 | いやいや、三峰まだドッキリ説捨ててないから いつネタばらしされてもいいように心の準備もしてるから | ||||
P | 本当にドッキリだったら俺が1番ビックリするなぁ スカウトした理由もなくなるし | ||||
P | ……今日はひとりでの仕事だけど、いけそうか? | ||||
結華 | いつもみんなと一緒だからって心配しすぎだよ、 プロデューサー | ||||
結華 | それじゃ三峰がひとりだとダメな子みたいじゃ…… って、バレてたか〜! | ||||
P | その調子なら、緊張もしてなさそうだな 本番もそのまま—— | ||||
結華 | それよりプロデューサー聞いて聞いて! さっき廊下で三峰が追ってるアイドルがいたんだよ! | ||||
結華 | すごいなぁ……! スタジオ隣だったりしないかなぁ……! 何かのラッキーで挨拶できちゃったりとか……! | ||||
P | ……ぶれないな…… | ||||
P | (……落ち着いていて良かったと思ったけど、 まだお客さん意識の方が強いのかもしれない……) | ||||
P | もうすぐ自分の仕事が控えてるんだ そろそろ集中しよう | ||||
結華 | あれー? 乗ってくれない……ほんとに心配性だなぁ | ||||
結華 | おっけおっけ、わかってますよ。切り替え大事! ……はい、今お仕事モード入りました! | ||||
P | ……本当にわかってるんだよな? 新人ではあるけど、結華はもうれっきとした—— | ||||
番組スタッフ | 三峰結華さん。そろそろ、スタンバイお願いしまーす | ||||
結華 | あらら、三峰呼ばれてる ありがたいお説教聞けなくて残念だなぁ…… | ||||
結華 | 先行くね、Pたん! | ||||
P | あっ、おい…… | ||||
P | 大丈夫か……? ——って、俺もスタジオ行かないと | ||||
結華 | ふう、終わった終わった。プロデューサーもお疲れー | ||||
結華 | 三峰の初ラジオ、どうだった? | ||||
安心して聞けたよ | 楽しそうな ラジオだったよ | 抱腹絶倒した | |||
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結華 | おっ、安定感のある三峰のトークに プロデューサーも高評価くれちゃう感じです? | P | 変に心配して悪かった 会話も弾んでたし、結華も手ごたえあったんじゃないか? | 結華 | え、そこまで? |
P | そうだな。……まぁ、話も聞かずに出て行った時は どうなることかと思ったけど | 結華 | どうしたのプロデューサー、絶賛してくれるじゃん! 待って待って。褒めても何も出ませんよー? | P | ああ、結華の返しが面白くて、ずっと笑ってたよ |
P | 始まってみれば、しっかり受け答えもできてたし 心配する必要なかった | P | いや、本当に。初めてとは思えなかったよ 緊張もしてなさそうだったし | 結華 | んー……? そんなに面白いとこあったかな……? |
結華 | そこはほら、お仕事モード入ったって言ったでしょ 三峰、こう見えて切り替えは早い方なんだよね〜 | 結華 | 緊張より、夢中になってる間に終わっちゃったって感じかな 楽しかったけど、もっと話せた気もするんだよねぇ | 結華 | ……はっ! 三峰、わかっちゃったかも! これはプロデューサーなりの気遣いなんだね!? |
P | ああ、本当に驚かされた。さすがは結華だ | 結華 | パーソナリティさんが振ってくれたことに答えるだけ、 みたいになっちゃったし、次はもっと上手くやるよ | P | そんなことないさ、本当に良かったよ |
結華 | いやー、そうでしょうそうでしょう! 三峰、自分の才能が怖いなぁ! | P | なるほど。結華としては反省点もあるわけか | 結華 | オーバーに言ってない? 甘やかすのはよくないと思うけどー? |
結華 | ……とまぁここまで言うのは冗談としても、 こういうお仕事、三峰としては割と向いてると思うんだよね | P | それでも、初めてであれだけスムーズに喋れたことは 誇っていいと思うぞ | P | 俺じゃなくて、今度は結華が心配性だな |
結華 | だからさ、もっといっぱい取ってこれたりしないかな? | 結華 | おお……ここまで好感触とは……! 三峰、このままラジドル路線に行っちゃうのもアリか? | 結華 | ……なるほど。そこまで言ってもらえるなら、 今回はそういうことにしといちゃおっかな! |
結華 | あ! それかいっそ、プロデューサーと三峰で ネットラジオとか始めちゃってもいいよ? | P | (この調子なら、 本当にラジドル路線もいいかもしれない) | 結華 | せっかく褒めてもらえたんだしね! |
P | いや、俺が出てどうするんだ…… | 40px null | 結華 | よーし! 今度は三峰もちゃんと納得できる感じで プロデューサーを抱腹絶倒させるぞー! | |
P | でも、アンティーカでやるのは面白そうだな | 40px null | P | ……やる気なのはいいけど、あくまでアイドルとして、 ってところは、忘れないようにしてくれよ | |
結華 | お、プロデューサーも乗り気だねー? 三峰、期待して待ってるよ | 40px null | 40px null |