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Endless×Loopは、2019年4月1日に開催されたエイプリルフールイベント。

目次

概要

  • 仕事中にうっかり居眠りをしてしまったプロデューサーの夢を描いた物語。
  • 物語の一番最初には『アイドルに誠実であれ』という忠告がなされ、最後までこの忠告に従っていけば目覚めることができる。
  • 283プロの人物が全員登場するものの、各シナリオごとに登場するユニットは固定であるため越境コミュイベントではない。なおストレイライトに関しては実装直前のため登場しない。

イベント報酬

  • 全ての選択肢を視聴すると、「古びたメモ」というプロデュースアイテムがプレゼントされる。効果はプロデュース開始時にメンタル+30。

Aシナリオ:正直者の頭に神宿る

 
真乃
それじゃあ、プロデューサーさん
いってきますねっ
Pああ、いってらっしゃい
 
甘奈
甘奈たちも!
いってきまーす☆
 
恋鐘
うちらも急がんば!
 
果穂
あたしたちも、レッスン室まで
走っていきましょうっ!
Pはは、みんな気をつけて行くんだぞ
 
一同
はーいっ
Pふぅ……
一気にいなくなると、急に物寂しくなるな……
P——って、いかんいかん!
仕事が残ってるんだから、気合いを入れないと
Pよしっ、みんなのためにも頑張るぞ!
Pふぅ……
これで、書類は終わりか……次は……
P——あ、れ……?
なんだか、急に眠気が……
Pここのところ、しばらく働きづめだったから
思ったより疲れ……て……
P…………
P——はっ!?
俺、寝てたのか……
P時間は……まだそんなに経っていないな
はぁ……ちょっと根を詰めすぎたか……
Pちょっと、気分転換に
外の空気でも吸いに行くか……
P……ん?
何か落ちてる……メモか?
P『アイドルに誠実であれ
そうすれば、どんな困難な道でも開かれる』
P……なんだこれ?
俺の字っぽいけど、こんなの書いたっけ……?
Pまぁいいか
放っておこう……
Pう〜ん……なんか変な感じだな……
お昼なのに静かすぎるというか……
Pまるで、
世界にひとり残されてしまったような……
Pはは、そんなわけない……よな……?
 
はづき
あれ〜?
プロデューサーさん、どうかしたんですか〜?
Pは、はづきさん!?
よかった……人がいた……
 
はづき
ん〜? よくわかんないですけど〜……
こんなところでお仕事サボってちゃ、ダメですよ〜……
Pい、いや、サボってたわけではないんですが……
 
はづき
お仕事はまだたくさんあるんですから
早めに戻ってきてくださいね〜……はぁ……
P……今日のはづきさん、
なんか妙に疲れてないですか……?
 
はづき
ええ、まぁ……今日も不眠が続いてまして……
P(あ、あのはづきさんが……不眠……!?
やっぱり、何かおかしいぞ……)
 
はづき
眠れないと〜……ついつい
たくさんお仕事したくなっちゃうんですよね〜……
Pはづきさん……ちょっと働きすぎなんじゃ……
 
はづき
いえいえ〜、全然大したこと……あれ?
Pふらついてるじゃないですか!
本当に大丈夫ですか?
 
はづき
ちょっと躓いただけですよ〜……
大丈夫ですから〜……
P(う〜ん……)
仕事なら、
俺も手伝います
薬局で何か
買ってきますよ
とにかく、
事務所で休みましょう
 
はづき
本当ですか〜……!
とっても助かります〜……!
→「B-2シナリオ:非日常のお誘い→「B-1シナリオ:ドキドキはぁとふる
P はは、それじゃあ
さっそく事務所へ……
P はぁ……はぁ……!
はづきさんのお仕事って……こんなにあったのか……!
 
はづき
プロデューサーさん、休んでる暇はないですよ〜
次は、ダンスレッスンの時間です〜……
P は、はい……!
『古びたメモを発見した』
はづきさんの仕事を甘く見ていた……!
次手伝うときは慎重に考えよう……

B-1シナリオ:ドキドキはぁとふる

P無理矢理にでも一度寝たほうがいいと思いますよ
疲れていたら、いい仕事はできないですから
 
はづき
そう言われてしまうと……
わかりました、一度休むことにしますね〜……
 
はづき
それじゃあ、お言葉に甘えて
奥で寝かせてもらいますね〜……
Pはい、ゆっくり休んでください
P…………
はづきさん、大丈夫かな……
 
真乃
おはようございます
Pま、真乃!?
 
真乃
ほわ……っ
ど、どうかしたんですか、プロデューサーさん?
Pあ、いや……真乃と会えるなんて
思ってなかったからさ……
 
真乃
そう、なんですか……?
どうしてそんなに——あっ……!
 
真乃
そ、そう言えば、今日はお休みの日でしたね……
勘違いして来ちゃいました……
Pあ……はは、そうだったのか
 
真乃
えへへ、ごめんなさい……
P(う〜ん……なんか変な感じがしていたが
真乃もいつも通りだし、俺の勘違いだったのかもな)
Pはは、何も謝ることはないよ
真乃はどうする? オフなんだし、帰るか?
 
真乃
そうですね
ピーちゃんのお散歩もありますし……
Pなら、気をつけて帰るんだぞ
 
真乃
はいっ
ありがとうございます、プロデューサーさんっ
Pあれ? はは、今日の真乃はうっかり屋だな
そっちは出口じゃな——
 
真乃
——
P(……?
どうしたんだ、窓の前に立って)
 
真乃
……すぅ〜
 
真乃
ぽっぽる〜
Pま、真乃!?
何を言って——
 
真乃
行こっ
ピーちゃんっ
P(真乃が……真乃が……!)
P(大きいピーちゃんに乗って飛び去って行った……!)
Pやっぱり、この世界はおかしいぞ!
ひとまず、真乃を追いかけよう!
 
???
あっ……!
Pうわっ、申し訳ありません!
少し急いでいたもので——
 
甜花
………
Pあ、甜花か……すまん!
もっと気をつけて走るべきだった……
 
甜花
…………
Pん……?
どうしたんだ、何か様子が——
 
甜花
……お家で待ってるね……
今日はみんな、いるから……
Pえ? て、甜花、それはどういう……
って、もういないか……
P真乃のことも、
甜花のことも気になるが……
Pここは——
甜花のところに
行ってみるか
真乃を追いかけようどうすべきか、
もっと考えよう……
→「C-2シナリオ:プロデューサーじゃない!→「C-1シナリオ:スーパーアイドル登場!?P一体何がどうなってるんだ……
俺はアイドルたちを……う〜ん……
 
はづき
ふぁ……プロデューサーさん〜……
Pあれ?
はづきさん、どうかしたんですか?
 
はづき
ちょっとお話しておきたいことがあったのを
思い出しまして〜……
Pえ?
Pもうすぐ本番か……
 
はづき
ふふ、緊張していますか〜?
Pはづきさん……ええ、さすがに俺自身が
アイドルをやるなんて、考えたこともなかったですから……
Pでも、不思議な気分でもあるんです
何か、突き動かされるような……こんな感覚は初めてです
 
はづき
……ふふっ、今日は良いステージが見られそうですね〜
プロデューサーさん♪
Pはは。今は、はづきさんのほうが
プロデューサーですよ
P今の俺は、『元』プロデューサーですから
 
はづき
あっ……ふふ、そうでしたね〜
でも、私にとってはこっちのほうが呼び慣れてますから
 
はづき
改めまして……プロデューサーさん、
ステージ頑張ってきてくださいっ
P——はい!
俺のサイコーのアイドル姿、見ていてください!
『古びたメモを発見した』
輝くステージの上で踊るのは最高だ……!
だが、俺の仕事はもっと他にあったような……?

B-2シナリオ:非日常のお誘い

 
はづき
あ〜……
お気遣いありがとうございます〜……
Pいえいえ
それじゃあ、ちょっと待っていてください
Pう〜ん……薬局にも人がいないなんて……
やっぱり、何かおかしいような……
Pもしかして、みんな無人島にでも行ってしまったんじゃ——
Pん!? 向こうから人の声が……!
はづきさん以外にも人がいたのか……?
Pとにかく行ってみよう!
 
果穂
〜♪
Pあれ?
向こうにいるのは果穂か……?
Pおーい、果穂ー!
 
果穂
あっ、プロデューサーさんっ
えへへ、こんなところで会うなんて——
Pか、果穂!
危ない!!
P果穂ー!!
 
果穂
いたた……っ
お尻、打っちゃいました……
Pか、果穂……?
その……平気、なのか……?
 
果穂
あ! しまった!
これは……その……!
Pぶつかってきた車はへこんでるし……
一体何がどうなって……
 
果穂
えっとですね……あの、その……
 
果穂
——プロデューサーさん、ごめんなさいっ
P果穂!? 待ってくれ!
Pくっ……!
早く追いかけないと……!
 
摩美々
…………
Pわっ!?
ま、摩美々か……?
 
摩美々
……ふふー、プロデューサー
これ、あげまぁす
Pん? 手紙……?
これは一体……?
 
摩美々
ふふー……
ついてきたら、教えてあげますよー
Pお、おい……!
行ってしまった……
Pう〜ん……摩美々のことも気になるけど
果穂のことも心配だ……
Pここは……
果穂を追いかけよう電話をかけてみるか摩美々に真意を訪ねよう
→「C-3シナリオ:クライマックスは絶体絶命!? 
社長
私だ→「C-4シナリオ:運命のイタズラ……?
Pえ!?
社長、ですか……?
 
社長
何か用か?
Pあ、いえ……!
アイドルの携帯にかけたつもりだったのですが……
 
社長
まぁいい。ちょうど話したいことがあったからな
少し時間いいか?
Pあっ、はい
わかりました
Pふぅ……少し長くなってしまったな
果穂と摩美々は……さすがにもういないよな……
P一旦事務所に戻ろう……
Pあれ、はづきさん……?
いないのか……
Pおーい……誰か、いたら返事してくれ〜……
P誰か〜……
『古びたメモを発見した』
社長と話している間に、みんな消えてしまった……
横着せず、アイドルに直接会いに行けばよかったな……

C-1シナリオ:スーパーアイドル登場!?

P確か、真乃はこっちのほうに飛び去って……
P(いた! 空を羽ばたく大きなピーちゃん……
なんて存在感なんだ)
P(羽の音が近付いてきた……
下降してきてるのか?)
 
真乃
——よいしょっと
 
真乃
ありがとう、ピーちゃんっ
今日のお散歩も楽しかったね
P……おーい、真乃!
 
真乃
ほわっ、プロデューサーさん?
どうしたんですか?
Pいや、そうだな……その……
P(とりあえず追いかけてきたものの……
な、何を聞けばいいんだ……?)
 
真乃
……?
プロデューサーさん……?
Pえっと……ピーちゃんに乗るのは
ちょっと危ないかもなと思ってさ
 
真乃
そう、なんですか?
Pほら、もしかしたら電線に引っかかるかもしれないし
 
真乃
あっ、確かにそうかもしれません……
 
真乃
ふふっ、心配してきてくれたんですねっ
ありがとうございますっ
Pは、はは……
そんな、感謝されるようなことじゃないよ……
 
めぐる
真乃ー! プロデューサー!
Pん? この声は、めぐる……?
一体どこから——
 
めぐる
よ、っと!
P(めぐる、いつの間に!?)
 
めぐる
おはよう、ふたりとも!
 
真乃
めぐるちゃん、おはようっ
 
めぐる
……あれ? プロデューサー?
どうしたの、そんな驚いた顔して
Pいや……めぐる
今、どこから来たんだ……?
 
めぐる
どこって……あのビルのてっぺんからだよ!
P(あ、あんな高いところから……
もう、頭が混乱してきたぞ……!)
 
灯織
はぁ、やっと追いついた……
 
灯織
めぐる……
何も飛び降りなくても、階段で降りれば良いでしょ
 
めぐる
あっ、ごめん……!
真乃たちが見えたから、つい……
P(今度は灯織か……さすがにわかってきたぞ
灯織も、何か変わったところがあるはずだ)
Pえっと、灯織はその……
めぐると一緒に飛び降りなかったのか?
 
灯織
え? そんなこと、できるわけないじゃないですか……
何を言ってるんですか、プロデューサー
Pそ、そうだよな……すまん……
P(確かにそうなんだが……
何故か釈然としない……)
 
灯織
熱でもあるんじゃないですか?
体調管理はしっかりしてくださいね
Pあ、ああ……
ありがとう……
P(灯織は普通……と言うか、
俺の知ってる灯織のままみたいだな……ちょっと安心した)
 
灯織
——はっ!?
Pん?
どうした、灯織?
 
灯織
……今、未来が見えました
もうすぐ、隕石が降ってきます!
P(ああ……やっぱり、いつもの灯織ではなかったか……
——って、物騒な単語が聞こえたぞ)
 
めぐる
ええー!?
隕石って……どのあたりに?
 
灯織
場所は……事務所の近くみたい……!
 
真乃
えっ、私たちの大切な場所が……
ど、どうしましょう……っ
 
めぐる
プロデューサー……!
Pう、う〜ん……
なんとかしてみるよ!とにかく、
逃げないと……!
何かの
間違いじゃないか?
 
灯織
なんとかって……どうするつもりなんですか 
めぐる
でも、このままだと事務所が
隕石に壊されちゃうんだよ!?
P灯織が嘘をつくとは思えないけど
少し話が大きすぎてな……
P そうだな……P事務所も確かに大切だけど……
俺は、みんなの命が一番だ
 
灯織
確かに……未来が変わってしまって
その通りにならないこともありますけど……
P 真乃、俺とめぐるをピーちゃんに乗せて
上空まで連れて行ってくれないか?
 
めぐる
プロデューサー……
そうだね、わかった!
Pなら、確実ではないんだし
一旦落ち着いて——
 
真乃
えっと……
できるとは思いますけど……
 
灯織
うん
ここはプロデューサーの言う通りにしよう
 
真乃
ほ、ほわ……っ
空が急に明るくなってきました……
P じゃあ頼む!
それからめぐるは、俺をさらに上まで投げ飛ばしてくれ!
 
真乃
そうだね
今日はお休みだし、事務所に誰もいなくて良かった……
 
めぐる
あれって、まさか……!
灯織の言う通り隕石が降ってきたんだよ!
 
めぐる
うん!
それで、そのあとはどうするの?
P事務所に誰も……しまった!
まだはづきさんがいたんだった……!
 
真乃
そ、そんな……!
どうしたら……!?
P そのあとは俺が…… 
めぐる
えー!?
すぐに助けに行かないと!
 
灯織
ダメ……!
もう間に合わない……!
P 俺が宇宙まで行って、隕石を破壊してくる! 
灯織
あ! 隕石が見えてきた……
どうしよう、今から事務所に向かっても……
Pう、うわあああああああ!!
 
一同
えぇー!? 
真乃
……大丈夫!
全力のピーちゃんなら隕石よりも速く飛べます!
『古びたメモを発見した』
P(はは……我ながら、
無茶なことを言っているよな……)
P真乃……よし!
みんな、ピーちゃんに乗り込め!
隕石が全てを壊してしまった……
もっと灯織の言うことを信じていれば……
P (でも、今朝のメモを信じるしかない
この世界なら、なんだってできるはずだ!)
 
めぐる
はづきさーん!
 
灯織
そ、そんなこと……危険すぎます! 
はづき
う〜ん……久しぶりに眠れてたのに……
どうかしたんですか〜?
 
めぐる
そうだよ、プロデューサー!
宇宙なら、わたしが行ってくるよ!
P細かい事情は後で説明しますから……
早くピーちゃんの背中に!
 
真乃
い、隕石を破壊するロボットとかないんでしょうか
それに私が乗って——
 
はづき
ん〜……?
P いや。アイドルにそんな危険なことを
やらせるわけにはいかない
 
真乃
ピーちゃん……っ
大変だけど急いで……っ
 
真乃
でも……プロデューサーさん…… 
灯織
大丈夫……
ここまで来れば……!
P はは、そんなに不安そうな顔しないでくれ
みんなを置いて消えたりはしないよ
 
めぐる
うわぁ……!
間一髪だったね……
 
めぐる
……わかったよ
でも、約束して! 必ず戻ってきてね!
 
真乃
でも……私たちの事務所が……
P ああ、もちろんだ……! 
灯織
うん……壊れちゃったね……
 
真乃
プロデューサーさん
ピーちゃんの準備はできました
 
一同
…………
P ありがとう、今行くよPみんな……
事務所はなくなってしまったが、俺たちは生きている!
 
灯織
……プロデューサー
私には祈ることしかできませんけど……頑張ってください
 
灯織
プロデューサー……!
P はは、精一杯やってくるよ 
めぐる
そうだよね
生きてれば、なんだってできるもん
 
灯織
プロデューサーならきっと……
きっと、大丈夫です
 
真乃
ふふっ
私たちで、またはじめから頑張ろう
P 未来が見える灯織がそう言うなら
安心して行けるよ
 
一同
おー!
 
灯織
……いえ、未来が見えたわけじゃないんです 
真乃
えっと……
今日のライブは、私がまず出て行って……
 
灯織
でも、プロデューサーなら絶対大丈夫ですから
私が、そう信じてるんです
 
めぐる
わたしが上空から飛び降りてくる! だねっ
P 灯織……ありがとう
行ってくるよ!
 
灯織
……うん、上手くいく未来も見えた
自信持っていこう……!
 
灯織
はい……!
どうかお気をつけて
 
真乃
うん……っ
ありがとう、ふたりとも……!
P よし……それじゃあ真乃
ピーちゃんに頼んでくれ!
P(事務所を再興してから初めてのライブ……
みんな、気合入ってるみたいだな!)
 
真乃
はい……っ
ピーちゃん、お願い……!
P(劇場代わりのテントも、今やこんなに立派に……
頑張って良かった!)
P 冷えてきたな……
もうかなり上ったみたいだが
P(でも、ここで気を抜くわけにはいかない!
もう一度気合を入れ直して——)
 
真乃
……プロデューサーさんっ
ピーちゃんだと、このあたりが限界みたいです
P……あれ?
何か、忘れているような……
P わかった!
真乃、ピーちゃん、ここまでありがとう!
 
めぐる
プロデューサー!
今、ちょっといいかな?
P それじゃあ、めぐる!
お願いできるか?
 
真乃
少しだけ、確認しておきたいことが……
 
めぐる
うんっ任せて!
いっくよー!
Pあ、ああ!
大丈夫だ、今行くよ!
 
めぐる
——えーい!!P(みんなをトップアイドルにする
今は、そのことだけに集中しよう……!)
P(えっと……あった!)『古びたメモを発見した』
P事務所は俺たちの大切な場所なんだ
隕石に恨みはないが、この拳で破壊させてもらう……!
新しく踏み出した一歩
でも、本当にこれでよかったのだろうか……?
P うおおおおおおおおお!!
P ——痛っ!
 
真乃
プ、プロデューサーさんっ
大丈夫ですか……?
P 真乃……? ここは……?
はっ、い、隕石! 隕石はどうなった!?
 
めぐる
隕石?
あはは、プロデューサー、どんな夢みてたの?
P (ん……俺は、寝てたのか?
さっきまでのは……夢?)
 
灯織
……本当に大丈夫ですか?
 
灯織
もしかして、頭を強くぶつけたんじゃ……
氷、持ってきましょうか?
P あ——すまん。大丈夫だ
ちょっと寝起きでボーっとしてただけで
P それより、どうして事務所に?
 
真乃
忘れ物をしてしまって……
そしたら、プロデューサーさんが寝てたので……
 
真乃
できるだけ静かに出て行こうとしたんですけど……
ごめんなさい、起こしてしまいましたっ
P いやいや、気を遣ってくれてありがとうな……
本当にいつも助かって……
P …………
 
真乃
……プロデューサーさん?
P ……もし、みんなが大変なことや困ったことになったら
俺、頑張るからな。今まで以上に
 
めぐる
えー? どうしたの、急に
P いや……みんなには色々貰ってばかりだって
ふと思ってな……
 
真乃
そんなことありませんっ
それに……そういう時は私たちも頑張りますっ
 
めぐる
そうだよ!
ピンチになったら、みんなで一緒に乗り越えよう!
 
灯織
ふふ、めぐるの言う通りです
全員のほうが、いい改善策も思いつくでしょうから
P みんな……
ああ、そうだな……そうだよな……!
 
めぐる
そ、そんなに感動しなくても……
本当に今日のプロデューサー、どうしちゃったの?
P いや、いいんだ……!
ただ嬉しくてな……! ありがとう……!
 
一同

C-2シナリオ:プロデューサーじゃない!

P(甜花の言う通り、大崎家の前まで来てみたが……)
 
甜花
……鍵、開けたよ……
Pあ、ああ……入るぞ
 
甜花
お帰りなさい……
 
甜花
——お兄ちゃん
Pん……!?
甜花、今なんて——
 
甘奈
お兄ちゃんおっかえり〜
今日もお仕事お疲れ様☆
Pああ、ありがとう……
って、ふたりともその呼び方は……?
 
甘奈
あれ? 何かおかしかった?
Pおかしいっていうか……あっ、わかった
はは、俺のことからかってるんだろ
 
甜花
……?
なんの、こと?
P(あ、あれ……? なんだか、
冗談という雰囲気でもないような……?)
 
千雪
ふふ、賑やかね
何かあったの?
Pお、良かった……
千雪も来てたのか
 
千雪
あら?
どうして私の顔を見てそんなに安心するの——
 
千雪
——兄さん
P(! 千雪まで!?
一体、何がどうなってるんだ……)
 
千雪
……甘奈ちゃん、甜花ちゃん
兄さんどうかしたの?
 
甜花
……わからない
Pえっと……すまない、変なことを聞くかもしれないんだが
俺は、みんなの……『何』だ?
 
千雪
何って……私たちの家族で……
 
甘奈
長男、だよね☆
Pな、なるほど……そう、だよな……
俺は、長男……
P(みんな真剣な顔で嘘を言っている様子ではないよな……
ここは一旦、俺も兄として行動しよう)
 
千雪
——そういえば
甜花ちゃん、あのことは兄さんにもうお願いしたの?
 
甜花
あ……ううん……
今から話すところ……
 
甜花
お兄ちゃん……甜花ね……千雪お姉ちゃんに教わって
お料理、してみたの……
 
甜花
お兄ちゃん、食べてくれる……?
P(え、えっと……これは妹からのお願いになるんだよな
それなら……)
もちろん、
いただくよ
今から、
ちょっと用事が……
みんなで
一緒に食べよう
P (たとえ違う世界でも、甜花が頑張って作ってくれたんだ
食べないわけにはいかない……!)
 
甜花
え? 用事? 
千雪
一緒に……ですか?
 
甜花
にへへ……ありがとう、お兄ちゃん……!
すぐ持ってくるね……!
Pああ、ちょっと……予定があって
だから……ごめん!
Pああ、どうせなら
家族団欒、一緒に食べたいと思ってな
 
甜花
お待たせ…… 
甘奈
あ! お兄ちゃん!?P甜花、どうかな?
P おっ、美味しそうなハンバーグだな!P(すまない……!
今は、こんなことをしている場合じゃないんだ……!)
 
甜花
うん……いっぱい作ったから
千雪お姉ちゃんにも、なーちゃんにも食べてもらいたい……
P それじゃあ、さっそく——P……あれ?
ど、どうしてここに戻ってきちゃうんだ……?
 
甘奈
甜花ちゃん……!
 
甜花
…………っ 
千雪
ふふ、兄さんったら
慌てちゃって可愛い……♪
Pはは、決まりだな
それじゃあ、準備しようか
P あー……甜花?
そんなにじっと見られると、食べづらいんだが……
 
甘奈
えへへ、
お兄ちゃんはず〜っとおうちにいるんだよ☆
 
甘奈
うん!
じゃあ今日は甘奈がお皿を出す係ねっ
 
甜花
あっ……!
ご、ごめんなさい……
Pそ、そんなはずはない……!
もう一度だ……!
Pそれじゃあいいか?
せーの……
P いや、はは……
気を取り直して——ぱくっ
Pどうして……どうして出られないんだ……! 
一同
いただきまーす!
P もぐもぐ…… 
甜花
お兄ちゃん……お帰りなさい……Pよし! じゃあ、さっそく
甜花のお手製料理を味わわせてもらおうかな
 
甜花
…………どう、かな? 
甜花
甜花の料理、食べて……
ね?
P——んまい!
こんなハンバーグが家で食べられるなんて、最高だよ
P——うん!
すごく美味しいよ、甜花!
『古びたメモを発見した』 
甜花
にへへ……
お兄ちゃん……よかった
 
甜花
やった……!永遠に出られなくなってしまったらしい……
次があるなら、目の前のアイドルとしっかり向き合おう
 
千雪
あっ、このたまごも
ソースの味とぴったりで美味しいわ……!
P これなら、どんどん箸が進んじゃうな……! 
甘奈
よかったね、甜花ちゃん
頑張って作った甲斐あったね
 
甜花
にへへ……お兄ちゃん……
焦らないで……
 
甜花
うん……
みんなが美味しいって言ってくれるの、嬉しい……
P あ……はは、そうだな
でもそれくらい美味しいよ
 
甘奈&千雪
ふふっ……
P 弟子の甜花がこんなに上手なら、
師匠の千雪はもっとすごいんだろうな
P(流されるままにご飯を食べることになったけど……
こういう雰囲気、良いもんだよなぁ)
 
千雪
あら? そんなふうに言われちゃったら、
私も頑張っちゃおうかなっ
 
甘奈
あっ! お兄ちゃん、お箸が止まってるよ?
甘奈、もらっちゃおうかなー
 
千雪
ちょっと待っててね♪Pな……! これは味わって食べてるんだ
たとえ甘奈にだろうと甜花のハンバーグはわけてやれないぞ
P ん? 
甜花
にへへ……
おかわりもあるから、ね
 
千雪
お待たせしました〜
千雪特製、野菜炒めの完成ですっ
 
一同
ごちそうさまでした!
P おお……!
これは、また美味しそうな……
 
甘奈
ふぅ……!
甘奈、お腹いっぱい……!
 
千雪
ふふっ、た〜んと召し上がれ♪ 
千雪
私もよ
甜花ちゃんのお料理が美味しくて、たくさん食べちゃった♪
P ああ、それじゃあ
遠慮なく、いただきます!
Pああ……、しばらく動けそうにないよ……
P ——うまい!
それに、優しい味がする!
 
甜花
にへへ……お粗末さまでした……!
 
千雪
ふふ、兄さんの口に合ったようで良かった…… 
甘奈
それじゃあ……
お兄ちゃん、次は甘奈たちと遊ぼ!
 
甜花
にへへ……千雪さん良かったね……
ハイ、ターッチ! いえい♪
 
甜花
甜花も……一緒にゲームしたい……
 
千雪
ふふ、ありがとう甜花ちゃん
ハイ、ターッチ!
 
千雪
あらあら……兄さんったら人気者ですね♪
 
甘奈
あ〜! ふたりだけお兄ちゃんに食べてもらって、
なんかズルいな〜!
Pはは、そうだな……
 
甘奈
甘奈も、何か作ってくる!Pでも、ごめん……もう行くよ
帰らないといけない場所があるんだ……
P え……!?
あ、甘奈、さすがにこれ以上はお腹が……
 
甘奈
えーお兄ちゃん、どっか行っちゃうの……?
やだよ……
 
甘奈
お兄ちゃん……甘奈の料理だけ、食べられないの……?Pああ……残念だけど……
P うっ、そんな目で見られると……しかしなぁ…… 
甜花
そんな……甜花のお料理……
本当は美味しくなかったから……?
 
千雪
甘奈ちゃん、あんまり兄さんを困らせちゃダメよPち、違う……!
そういうことじゃなくて——
 
甘奈
でも〜……
甘奈だけ、食べてもらってない……
 
千雪
……こら、ふたりとも
兄さんを困らせちゃダメでしょ?
P そうだな……じゃあ明日の朝ごはんは
甘奈に作ってもらうっていうのはどうだ?
 
甘奈
でも……!
 
甘奈
え! いいの!?
やったー☆
 
千雪
ちょっと落ち着いて
兄さんの話を聞きましょう
 
千雪
ふふ……良かったわね、甘奈ちゃん 
甘奈
……うん……
 
甘奈
うん! 明日の朝は
とびっきり美味しいの作ってあげるからね、お兄ちゃん!
 
千雪
兄さん……どうしても、行ってしまうんですか?
P はは、楽しみにしておくよPああ、とても大事な仕事を残してきているからな……
 
甜花
ふぁ……ん…… 
千雪
甘奈ちゃんも甜花ちゃんも、こんなに悲しんでるのに?
それに、私だって……
P あれ? 甜花、眠いのか?P……ごめん
それでも、行かなくちゃいけない
 
甜花
うん……でも……
まだ、お兄ちゃんと……遊びたい……
 
千雪
そこまで言うなら……わかりました
甘奈ちゃんも甜花ちゃんも、お兄ちゃんを困らせちゃダメよ
P はは、別に今日だけじゃないんだから
今日はこのくらいにしとこう
 
甜花
うん……わかった……
 
甘奈
そうだね、甜花ちゃん
お兄ちゃんには、明日また思いっきり遊んでもらおう!
 
甘奈
そうだね……大事なことなんだもんね……
 
甜花
うん……わかった……
おやすみなさい……お兄ちゃん……
Pすまない……でも、お皿くらいは洗って——
 
甘奈
お休みなさ〜い☆Pあ、れ……?
めまいが……
 
千雪
私も、今日はもうお休みしますね
お休みなさい、兄さん
 
千雪
……どうやら、もう時間がないみたいですね
それじゃあ、いつまでもお待ちしておりますから——
P ああ、お休み 
一同
行ってらっしゃい、お兄ちゃん
P ——さて、俺もそろそろ寝とこうかな
明日も仕事があるし……
Pん……
P ……ん? 仕事?
今、何か引っかかったような……
 
千雪
あら?
ごめんなさい、起こしちゃいましたか……?
P …………まぁいいや
お休み〜……
Pあ、いや……
うたたねだったから、すぐに目が覚めたみたいだ
古びたメモ 
甘奈
大丈夫?
プロデューサーさん、最近働きすぎじゃない……?
この幸せがいつまでも続いてくれたら
でも、何か大切な仕事を
忘れてしまっているような……
 
甜花
プロデューサーさん……
無理しちゃ……ダメだよ……
Pはは、ふたりとも、心配してくれてありがとうな
確かに、ちょっと疲れがたまってたみたいだ
 
千雪
良かったら、コーヒーでも淹れてきましょうか?
Pああ……そうだな
それじゃあ、お願いしようかな
 
千雪
ふふ……少し待っていてくださいね
すぐに戻ってきますから
Pありがとう、千雪
P……アルストロメリアは
家族みたいにあったかいな……
 
甘奈
えー?
どうしたの急に?
Pいや……なんとなく、そう思ってな
 
千雪
ふふ、そう言ってもらえるの
なんだか嬉しいですね
 
甜花
うん……!
甜花も……一緒……!
 
甘奈
えへへ、そうだね
なんとなく、あったかい気持ちになるね
 
一同
ふふ……!

C-3シナリオ:クライマックスは絶体絶命!?

P確か、果穂はこっちの方に……
 
果穂
…………
Pあ、いた……!
おーい!
P(あれ、果穂だけじゃないな
あそこにいるのは……)
 
夏葉
ふふ、ここで全部終わりにしてあげるわ……
ジャスティスレッド……!
 
果穂
夏葉さん……! 正気に戻ってください……!
悪の組織の洗脳なんかに、負けないで……っ
 
夏葉
黙りなさい!
夏葉なんて人間は、もういないわ!
 
果穂
そんな……
どうしても戦わないといけないんですね……なら——!
 
夏葉
うふふ! やっといい顔をしたわね
それじゃあ、こっちから行くわよ……!
P(どうしたんだふたりとも、そんな険悪な——)
 
夏葉
はぁっ……!
Pえ!?
今、何もないところが爆発したような……
 
果穂
その程度……効きませんっ
 
果穂
今度はあたしの番です
やああああぁ!
P標識が折れ曲がって……
飛んだ!?
 
夏葉
ふっ、サイコキネシスなんて時代遅れの攻撃
私には当たらないわよ
 
果穂
それは、どうでしょう?
ちゃんと自分の体を見た方がいいですよっ
 
夏葉
何を言って……ん? これは、血……?
まさか、さっきの一撃がかすっていたというの……?
 
夏葉
ふふ、うふふ……! さすが我が宿敵ね!
それでこそ倒しがいがあるというもの!
 
夏葉
じゃあ……これなら、どう!?
 
果穂
くぅ……っ、スゴい威力です……!
さすが、グリーンです……っ
 
夏葉
その名で呼ばないで……!
P(な、なんだこれは……?
目の前で何が行われているんだ……!?)
P(これは、夢なのか……?)
 
果穂
まだ……負けられません……!
たとえ、相手が夏葉さんでも……!
P(夢だとしても……目の前で頑張ってるヒーローを
応援しないわけにはいかない……!)
P果穂ー!頑張れー!!
夏葉も、悪の力になんか負けるなー!!
 
果穂
あ、えっ!? プ、プロデューサーさんっ
ついてきちゃったんですかっ!?
Pああ! 事情はよくわからないけど
応援してるぞ!
 
果穂
プロデューサーさん……っ
えへへ、ありがとうございますっ
P俺は隠れておくから
気にせず戦闘に集中してくれ!
 
果穂
はいっ
必ず勝ちますから、見ていてくださいっ
 
夏葉
ふふ……!
意気込みはいいけど、はたして実行できるかしら!?
 
果穂
きゃあぁ!
P果穂ー!!
 
果穂
う、うぅ……!
P(くそ……! 助けに行きたいけど……
俺が出て行っても足手まといになるだけだ……)
 
樹里
情けないぞ、レッド!
 
果穂
こ、この声は……!
 
樹里
迸る稲妻の閃光……
正義の戦士、ジャスティスイエロー参上!
P(樹里……登場ポーズまで
バッチリ決まっているな……!)
 
果穂
樹里ちゃん……っ
 
凛世
樹里さんだけではありませんよ……
 
凛世
抜けば玉散る氷の刃……ジャスティスブルー……
同じく助太刀に……参りました……
 
果穂
凛世さんまで……!
ふたりとも、来てくれたんですね……!
 
樹里
へへ、これで形勢逆転だな!
 
夏葉
ふふ……そっちがそう来るなら……
私も、仲間を呼ばせてもらおうかしら!
 
夏葉
出てきなさい!
 
智代子
ふっふっふ〜
夏葉ちゃんっ、ちょうどいいタイミングだよ。だって……
 
智代子
私の血夜呼零吐が、
暴れだしそうだったから……!
P(この智代子……なんだか強そうだな……!)
 
樹里
なっ……!? ち、チョコまで操られて……!?
くそ、どこまで汚い奴らなんだ……!
 
智代子
ふっふっふ……! 油断しましたね……?
 
智代子
今です! チョコミントならぬ……
チョコミストです!
 
樹里
なっ……!? これは目くらましか……?
無駄なことをしやがる……!
 
凛世
樹里さん……油断、大敵です……
 
智代子
くっくっく……! そんなに構えても無駄ですよ〜!
だって、私の狙いは——
P……へ?
うわぁ!?
 
果穂
プロデューサーさん!?
 
智代子
ふっふっふ……! プロデューサーさんの命が惜しかったら
全員動かないでくださいね!
 
果穂
くっ……! 人質なんて卑怯な!
 
夏葉
うふふ! 悪役には最高の褒め言葉だわ!
 
夏葉
さぁ、智代子の言う通りおとなしくしてなさいな!
 
樹里
くそ……!
従うしかねぇのか……
P(まずい……!
このままじゃ、俺のせいで……!)
俺に構うな!俺も悪の組織に
入れてくれ!
俺の話を聞いてくれ!
 
果穂
プロデューサーさん……っ
何を言って……!
 
樹里
なっ……!
プロデューサー、正気か!?
 
夏葉
何? 今さら、命乞いでもするつもり?
P 俺だって、みんなの足を引っ張るだけじゃ——Pああ……すまないな……Pさっきから言おうと思っていたんだが……
いや……でも……
P うおおおぉ!P(夏葉たちを油断させるための嘘だけど……
さすがに心が痛いな……)
 
夏葉
じれったいわね……早く言いなさい
 
智代子
なっ……!?
私のチョコの拘束……血夜拘束を破った……!?
 
夏葉
うふふ! いい根性してるじゃない!
気に入ったわ、仲間に入れてあげる!
P夏葉の背中に……
子どもの幽霊がいるみたいなんだ……
P 夏葉!
悪いが、動きを封じさせてもらうぞ!
 
果穂
プロデューサーさん…… 
夏葉
え? きゃあああああああ!!
嘘でしょう……!?
 
夏葉
くぅ……!
この……離しなさい……!
P(果穂……すまない……
今だけ嘘をつかせてくれ……!)
Pよし……今だ!
 
智代子
プロデューサーさん……!
夏葉ちゃんを離して……!
 
果穂
……プロデューサーさんが悪になるなら
仕方ありません……!
 
智代子
ちょ、ちょっと、夏葉ちゃん!
そんな明らかな嘘に怖がらないでよ
P 果穂! 今だ!
俺ごと夏葉たちを……!
P……ん?
ちょ、ちょっと待っ——!
 
夏葉
こここ、怖がってなんかないわ……!
本当よ……! ちょっと、急に疲れただけ……!
 
果穂
そ、そんなこと、あたし……! 
果穂
全力で、いきます……!
ジャスティス・ラッシュ!!
 
智代子
いやいや、どう見ても
怖がってるよね……
P は、早く……!
そんなに長くはもたないぞ!
Pう、うわああああぁぁ!P——あー!
智代子の後ろに、幻のカカオが……!
 
果穂
でも……!
一体、どうしたら……!
『古びたメモを発見した』 
智代子
えっ!? どこどこ!?
プロデューサーさん、どこですか!?
 
樹里
バカ野郎! 正義の味方が迷うんじゃねぇ!
あいつの覚悟を無駄にする気か!
悪の組織として果穂に成敗されてしまった……
嘘なんてつかず、真正面からぶつかっていれば……
Pさぁ、果穂!
悪を倒す最大のチャンスだぞ!
 
果穂
樹里ちゃん……
わかりました……!
 
果穂
え? えっ?
で、でも……
 
果穂
いきます……あたしの渾身の一撃——P心苦しいかもしれないが……
これも世界のためだ! 頼む!
 
夏葉
この……! いい加減に……! 
果穂
は、はい……っ
そう、ですよね……
 
果穂
ジャスティス……シューートっ!!!! 
果穂
はぁ……!
ジャスティス・タイフーン!
 
智代子&夏葉
きゃあぁぁぁぁ! 
智代子&夏葉
きゃあああああああ!!
P がは……!
や、やったか……!?
P正義は勝つ……!
やったな! 果穂、樹里、凛世!
 
夏葉
ん…… 
樹里
お、おう……確かに勝つには勝ったが……
 
樹里
嘘だろ……!
果穂のシュートを受けて、まだ立つなんて……!
 
凛世
……喉元に刺さった骨が……
いつまでも取れないような……
 
果穂
くっ……なら、もう一度です——! 
果穂
ヒーローって……こんなのでしたっけ……
 
凛世
お待ちください……少し様子が……Pま、まぁ……
確かに正々堂々とは言いがたい勝利だけど……
 
夏葉
ここは……果穂、樹里、凛世……?
何をそんなに怖い顔をしてるの……?
P勝ったことは勝ったんだ
そこは素直に喜ぼう!
 
智代子
う〜ん……私たち、何してたんだっけ……?
っていうか、体痛い……
 
樹里
そうだな……とりあえず終わったんだ
事務所に戻ろうぜ
 
果穂
ふたりとも、正気に戻れたんですかっ!?
よかったですっ
Pあ……それなら、智代子と夏葉も連れて行こう
 
夏葉
か、果穂!? みんなも……
一体何があったのよ……
 
樹里
でも、そいつらは……
P はは……一件落着みたい……
ぐは……!
P大丈夫だ、みんなは元々仲間だったんだから
何も心配することなんてないさ
 
果穂
プ、プロデューサーさん……っ 
樹里
そっか……へへ、わかった
それじゃあ、みんなで帰るぞ!
P もう俺はダメみたいだ……Pああ!
 
果穂
プロデューサーさん……っ
あたしのせいで……
P(樹里にはああ言ったが、
智代子と夏葉が、正気に戻ってくれるのか……)
P いや、果穂のおかげで
世界も夏葉たちも救われたんだ……そのことを誇ってほしい
P(……いや、俺が信じないでどうするんだ!
また、5人が仲良く過ごせるように全力を——)
P ……いい一撃だった、掛け値なしにP……あれ?
何か、他にもやるべきことがあったような……
 
果穂
みんなのために、こんなにボロボロになって……
プロデューサーさんの勇気、あたし絶対に忘れません……っ
 
果穂
プロデューサーさんっ
どうかしましたかー?
 
凛世
プロデューサーさま……ご立派でございました……Pあ……すまん!
今行くよ……!
 
樹里
アンタ、最高にカッコよかったぜ……!『古びたメモを発見した』
Pは、はは……ありがとう……
みんなで世界の平和を守れたな……!
今までとは違う、彼女たちと目指す場所
でも、もともと目指していた場所って……
P ぐっ——!
 
果穂&凛世&樹里
ぐっ——!
P (あ……ダメだ……もう意識が……)
P はっ……!
 
果穂
わぁ!
プロデューサーさん、起きちゃいました……
P さっきのは……やっぱり夢か……
 
樹里
働きすぎなんじゃねぇか?
たまにはしっかり休まねぇと
 
凛世
プロデューサーさま……
凛世も……心配しております……
P みんな……ありがとう!
でも俺は大丈夫だ!
P ぐっ——!
 
果穂&凛世&樹里
ぐっ——!
 
樹里
な、なんだ……?
体が勝手に反応しちまった……
 
凛世
凛世も……
なぜだか、よく知っているような……
 
果穂
きっと、プロデューサーさんの熱い気持ちが
あたしたちにも伝わってきたんですねっ
 
樹里
そ、そうなのか……?
P わからなくてもいいんだ
通じる心さえあれば……!
 
智代子
プロデューサーさん、本当に大丈夫ですか?
疲れているなら……はいっ、チョコがいいですよっ
 
夏葉
そうね、詰め込みすぎて質が落ちては本末転倒
智代子の言う通り、栄養補給も大事よ
P ……智代子と夏葉は悪役に向いてないかもな
だってこんなに優しいんだし
 
智代子&夏葉
……?
P あ……いや、なんでもない
これからも、みんなで頑張っていこうな! おー!
 
一同
お、おー……?

C-4シナリオ:運命のイタズラ……?

P(さっきまで人の気配すらなかったのに……
こっちはすごい人混みだな……)
 
咲耶
……
Pん……?
あれは……おーい、咲耶!
 
咲耶
プロデューサー……?
こんなところでどうしたんだい?
Pいや、摩美々を探してたんだけど……
やけに人が多くないか?
 
咲耶
フフ、そうだろうね。私が呼びかけて
集まってもらったんだ
P咲耶が?
どうして?
 
咲耶
それは
……フッ、もう誤魔化せないかな
P……どういう意味だ?
 
咲耶
実はね、プロデューサーには嘘をついていたんだ
とびきり大きな、ひとつの嘘をね
Pいったい。どんな……?
 
咲耶
私、白瀬咲耶は……
 
咲耶
探偵だったんだ!
P!?
 
結華
そしてそして!
三峰は、さくやんをサポートする助手だったんだよ!
P結華まで……
ふたりして何を言って——
 
恋鐘
ふっふっふ〜……咲耶が正体をバラしたとなら、
うちも名乗らんわけにはいかんばい!
Pこの声は……
 
恋鐘
推理をさせたらうちの右に出るものはおらんとよ!
長崎の名探偵、月岡恋鐘ばい!
 
霧子
えっと……恋鐘ちゃんの助手……幽谷霧子です……
P恋鐘に霧子まで……今日はなんなんだ……
探偵キャラでもやってみたくなったのか?
 
恋鐘
んふふー
推理小説は『読む』とじゃなくて、『見る』とが好きばい!
 
恋鐘
こほん……プロデューサー……
信じられん気持ちもわかるとけど、全部ホントのことやけん
 
咲耶
ああ……信じてもらえないのは辛いが……
今まで欺いていた罰だね……
P(みんな真剣な表情で……演技の練習も兼ねてるのかな?
しばらく様子を見てみるか……)
Pそれじゃあ、えっと……
2組の探偵が、なんのためにアイドルを……?
 
咲耶
実は、私たちはある怪盗を追っていてね……
 
恋鐘
その怪盗から、この街に予告状のきたと!
やけん、アイドルを隠れ蓑にして潜伏しとったとよ!
 
咲耶
予告状では、このショッピングモールに現れるとあったから
人を集めて出入り口を見張っていた……と言うわけなんだ
P(意外としっかり設定を考えているな……)
P……あれ?
そういえば摩美々は——
 
摩美々
ス〜パ〜イリュ〜ジョ〜ン
 
摩美々
怪盗まみみ、予告通り参上しましたぁ
 
咲耶
やぁ、探偵としてお会いするのは初めてだね
怪盗まみみ
 
摩美々
ふふー、諦めが悪いなぁ
また追いかけてきたのー?
 
咲耶
その麗しい顔が見たくてね
今日こそキミを捕まえてみせるよ
 
摩美々
それはそれは、楽しみだねー
 
結華
余裕でいられるのも今のうちだよ、まみみん
これだけ厳重な警備から、逃げられるかな?
 
摩美々
……あれー。用意周到だねー
いつの間にか、出口塞がれちゃってるよー
 
霧子
摩美々ちゃん……観念してね……
 
恋鐘
今日はなんも盗ませんよ〜!
標的はぜーったい——
 
恋鐘
……あれ? 摩美々の今回の標的、
なんやったと? 霧子
 
霧子
今回の予告状には、何も書いてなかったよ……
 
咲耶
フフッ、なら本人に聞いてみようか
 
摩美々
私が教えなくてもー
ひとりだけ知ってる人がいるかもよー
 
摩美々
ねー
P……ん? なんで、俺のほうを——
って、まさか、この封筒って……!
 
摩美々
ふふー、怪盗まみみ
プロデューサーをいただきに参上しましたぁ
 
結華
ま、まみみんがくるよ!
Pたん、逃げて逃げてー
Pいや……!
おとりは任せろ!封筒の中は
空だったぞ!
協力して
迎え撃とう!
 
結華
へ!? いやいやPたん
何言ってるの!?
P(つい嘘を言ってしまったが……
油断させるにはいい口実だったかもしれないな)
 
恋鐘
わかったばい!
プロデューサー、摩美々を挟み撃ちにするとよ!
 
恋鐘
そうばい!
早く戻ってこんね〜プロデューサー!
 
摩美々
えー?
本当ですかぁ?
 
摩美々
わぁ
囲まれちゃったぁ
 
摩美々
ふふー
捕まえがいがありそうですねー
P嘘なんてついてないよ
ほら、摩美々も見てみるといい
 
咲耶
怪盗まみみもこれまでかな
おとなしく捕まってもらうよ
 
霧子
は、はやく……
プロデューサーさんを追いかけないと……!
 
摩美々
うーん……
じゃー、一応確かめてみますねー
Pよし
恋鐘、今だ!
 
咲耶
いや……
これはむしろ、チャンスかもしれないよ
Pああ、早く降りてきて—— 
恋鐘
摩美々、覚悟せんね!
たぁ〜〜〜!
 
恋鐘
さ、咲耶、なんば言いよっと!? 
摩美々
いえー、このボタンを押したら
手紙に仕込んでおいた炸裂弾が爆発しますのでー
 
摩美々
ふふー、怪盗秘技ー
トランプの舞ー
 
咲耶
ふふ、せっかくのプロデューサーの頑張りを
無駄にするわけにはいかないからね
Pえ? ちょ、ちょっと待っ—— 
恋鐘
な、なんが起きたと〜!?
トランプで前の見えんばい……
 
咲耶
みんな、少し耳を貸してほしい 
摩美々
ポチっとー 
結華
すごいよ、まみみん!
映画とかで見る怪盗みたい!
 
摩美々
待て待てーPうわあああああ! 
霧子
ゆ、結華ちゃん……!
そんなこと言ってる場合じゃ……!
Pくっ……全然振り切れないな……
このままだとさすがに……!
『古びたメモを発見した』 
恋鐘
こ、こんなのはただの目くらましばい!
突っ込んだら、こっちの——
 
摩美々
そんなふうに、よそ見してるとー……摩美々のトラップが発動してしまった……
安易に嘘なんてつくもんじゃないな……
 
恋鐘
……ふぇ?
摩美々がどこにもおらん……
P え……?
——うわぁ!?
 
摩美々
こっちだよー
 
摩美々
転んじゃいますよー?
って遅かったみたいですケド
 
恋鐘
あ〜〜!
逃がしてしもた〜〜!
P いてて…… 
恋鐘
もう一回捕まえてやるけん!
 
摩美々
ふふー、ここまでですねー
プロデューサー、観念してくださいー
P待て、恋鐘!
このまま正面から突っ込んでも、捕まえられないぞ
 
結華
そこまでだよ、まみみん! 
恋鐘
そがんことなかよ〜!
それとも、なんかいいアイディアでもあると!?
 
恋鐘
かぁ〜! 摩美々!
ここが年貢の納め時ば〜〜い!
Pああ、ちょっと耳を貸してくれ……
 
霧子
摩美々ちゃん……ごめんね……! 
恋鐘
うん? ふんふん…………え〜!?
そがんことほんと〜にできっと!?
 
摩美々
……ふふー
みんな、甘いよー
 
摩美々
ねーもう終わり?
じゃあ、そろそろ——
 
咲耶
おっと……どこに行くのかな? 
恋鐘
あー、ま、待たんね!
まだ終わってなかよ!
 
摩美々
わぷっ…… 
咲耶
恋鐘の言う通りだよ
そこから動くと私たちの罠にかかるけどいいのかい?
 
咲耶
フフッ……私の胸に飛び込んでくるなんて……
イケナイ子猫ちゃんだ
 
摩美々
ふーん……まぁ、そうだとしても逃げますケド
じゃあ、ばいばぁい
 
摩美々
……咲耶ぁ、離してー 
霧子
——ごめんね……!
摩美々ちゃん……!
 
咲耶
フフ、そう簡単には離さないよ 
摩美々
あれー
霧子、いつの間にー?
 
摩美々
はぁ……
もうめんどーだし、私の負けー……
 
恋鐘
んふふー、うちらに気ば取られて
後ろがお留守になっとったみたいやね!
P はぁ……みんな、助かったよ…… 
摩美々
まぁ、しょうがないかぁ……
 
恋鐘
んふふー
見事な連係プレイやったね!
 
摩美々
…………
 
咲耶
フフ、お得意の目くらましで逃げられては敵わないからね
持ち物を改めさせてもらうよ
 
恋鐘
悔しくて声も出んと〜?
このままおとなしく捕まって——
 
結華
えーっと、洋服に帽子に……
ってこれ、変な道具がついてるよ!?
 
摩美々
ポチっとー
 
霧子
煙玉とか、水鉄砲とかもあるね……Pん?
摩美々、何か今——
 
摩美々
わぁドロボー 
恋鐘
ん〜〜!?
なんね、この煙は……!
 
恋鐘
ドロボーは摩美々の方たいね! 
結華
これ……まみみんが出てきたときの煙……!?
 
霧子
すごい量…… 
霧子
けほ……けほ……!
 
結華
まみみん
こんなにたくさん、どうやってしまってたの?
 
恋鐘
ま、摩美々、どこ行ったと……!?
 
摩美々
ふふー
企業秘密だよー
 
咲耶
あれは……
みんな、上だ!
 
恋鐘
ホントいろんなもんの入っとるね〜
……ん? このボタンはなんね?
 
摩美々
ふふー、残念でしたー
 
摩美々
あぁ……
それは、押しちゃダメだよー
 
摩美々
今回はちょっと分が悪いみたいだからぁ
一旦態勢を整えるよ……じゃーねー
 
恋鐘
ふぇ? 押したらいかんと? 
霧子
あ……摩美々ちゃん、飛んでいっちゃった……
 
摩美々
うん、絶対に押しちゃダメー 
恋鐘
……って、見送ってる場合じゃなかー!
みんな、はよ追いかけんば!
 
恋鐘
んふふー、そう言われると余計押したく…… 
恋鐘
プロデューサーも、早く!
 
恋鐘
——な〜んて、冗談ば〜い!Pあ、ああ!
 
霧子
こ、恋鐘ちゃん……!
そんなに乱暴にしたら……
P(ん? もっと考えることがあったような……)
 
一同
あっ……P(まぁいいか……
摩美々を早く捕まえなくちゃな!)
 
恋鐘
どどどど、どがんなると〜〜〜!?『古びたメモを発見した』
 
結華
わ、わかんないよ!
って言うかこれ、なんのスイッチなの!?
怪盗を追いかけながら探偵業をこなす日々
でも、もっとやるべきことがあったような……
 
摩美々
別にー
そんなに大したものじゃなくてー……
 
摩美々
——私の怪盗アイテムが、全部作動するだけー
 
結華
まみみん!
それは大したことすぎるよー!
 
恋鐘
……な、なんか、音の聞こえん?
 
霧子
わ……! あれ……
いろんなロボットが……動いてる……!
 
結華
あんなのどこにあったの!?
しかも、みんな暴走してるっぽいし!
 
摩美々
いざってときのスイッチだからねー
 
霧子
摩美々ちゃん……!
そっちにロボットが……!
 
摩美々
あ……
P ま、摩美々! 危ないっ
 
摩美々
——プロデューサー、朝ですよー
P ん……
 
摩美々
そろそろ起きないとー……
P うわぁ!
 
結華
わぁ……Pたん、勢いよくいったねぇ……
 
霧子
プロデューサーさん……痛そう……
P くぅ……!
一体何が……
 
摩美々
目が覚めましたぁ?
P クラッカー……
そうか、さっきのは摩美々のイタズラか……!
 
結華
おおっと……
さすがのPたん火山も噴火寸前かな?
 
咲耶
フフ、これは大変なことになりそうだね
 
恋鐘
み、みんな逃げんば〜!
 
摩美々
わぁ
P …………まぁ
これくらいなら可愛いものかもな……
 
摩美々
あれー?
怒らないんですかぁ
P ……いや
それはそれだ
P こら、摩美々! イタズラしちゃダメだって言ってるだろ!
あと他の4人も! ちゃんと止めなさい!
 
結華
うわー!
Pたんの火山が時間差で噴火したー!
 
摩美々
逃げろー
P 待て——!